Sub Station Alpha+VobSubで字幕合成(2003/12/09更新)



  VirtualDubModのフィルタを使って簡単な字幕合成をしてみましょう。



  注意!字幕はフィルタリングで映像に埋め込むので、一度入れた字幕を取り除く事はできません。
  DTVのノンリニア編集を理解した上で使ってください。



  必要なもの:Sub Station Alpha、VobSub、VrirtualDubMod本体
  SubStationAlpha、VobSubのダウンロード場所 → Freeware

  製作手順

  (1 テキストで字幕の文字列作成) → (2 音とテキストのタイミング合わせ) → (3 ssaに出力) →
  (4 VritualDubModのプラグイン「TextSub」により、フィルタリング) → (5 AVI出力により完成)



  1 テキストで字幕の文字列作成

  まずは、字幕のテキストを編集します。挿入したい文字を書きます。
  
  このように、一度に表示したいものだけを改行しておきます。



  2 音とテキストのタイミング合わせ

  次に、字幕を表示するタイミングを作る「Sub Station Alpha」により、タイミング編集をします。
  その前に、AVIファイルから音声(WAVEファイル)を別に出力しておきます。
  WAVEを取り出すソフトは、「AviUtl」「TMPGEnc」「VirtualDubMod」などどれでも良いです。
  ただし、取り出すWAVEファイルのステータスは「PCM 8000Hz 8ビット モノラル」にしてください。
  
  不便な事に、「Sub Station Alpha」はこのステータスのWAVEファイルしか読み込めません。
  なお、このWAVEファイルをAVIの音声にする必要はありません。あくまで、タイミング用です。
  タイミングを取り終わって、ssaファイルができたら捨ててもOKです。

  次に、「Sub Station Alpha」を起動します。
  最初は文字化けして読めませんので、次のように設定します。
  
  「options」→「Preferences」→「Display」で「Select grid font」のところを選択し、日本語フォントにします。
  日本語フォントでどれが良いかわからなかったら、MSゴシックやMS明朝を選びましょう。
  次に、同じ設定画面で、「Window Size」を好きなものにしてください。次回から起動後フルスクリーンにならなくなります。
  これで、日本語テキストを読ませても文字化けしないようになります。

  まずは音声ファイルを読み込みます。
  まずは、テキストを読み込みます。

  「File」→「Open」を選択します。ここで注意したいのは、読み込むファイルの種類がテキストであることです。
  読み込むファイルの種類を「Plain Text」にしましょう。そうして、字幕ファイルを読み込みます。

  次に、音声ファイルを読み込みます。
  
  1、「Timing」→「Time From WAV File」にチェックをします。
  2、すると、openというところが出ますので、そこで先ほど作った「PCM 8000Hz 8ビット モノラル」のWAVEファイルを
  読み込めるようになります。

  ここまでできたら、今度はタイミング合わせをします。
  
  基本は、「字幕を表示したい始点を左クリックで指定」→「字幕を消したい場所で右クリック」→「Grab Timeボタンで決定」
  です。これを、全テキストぶん繰り返して編集します。
  編集のタイミングは「Play」「Play Prev(前の場所)」「Play Row(現在の場所)」「Play next(次の場所)」のボタンを
  駆使しながら行ってください。慣れないとかなり難しいです。



  3 ssaに出力

  編集が終わったら、「SSA」ファイルに保存します。
  
  保存できたら、次のステップへ移ります。



  4 VirtualDubModのプラグイン「TextSub」により、フィルタリング

  VirtalDubModでフィルタリングしたいAVIファイルを開きます。
  次に「映像」→「フィルタ」を選びます。
  
  フィルタの中に「1、TextSub」というのがあるので、これを選び「2、読み込み」ます。
  読み込むと設定画面が出るので、先ほど作った「3、SSA」ファイルを読み込みます。
  その後、「4、Style」により文字の設定をします。

  スタイルの設定は次のようにします。
  
  1、フォントを決めます。(重要)
  
  このように、大きめのサイズで決定しておくと良いと思います。
  2、日本語なので、「SHIFT JIS」を選びます。(重要)
  3、字幕の色を選びます。(重要)   Primary→文字の色です。縁を付けた場合は中の色です。
  Secondary→補助文字の色です。補助文字の色を使う場合に使います。
  Outline→文字の縁の色です。
  Back→影の色です。
  4、字幕の出る場所を設定します。(9箇所から選択)

  これらを選択し終わったら、プレビューを見てみます。
  
  字幕が入っていますね。なおVirtualDubModのプレビューは右側の映像です。



  5 AVI出力により完成

  後は、AVIに出力するだけです。ただし、映像は「完全処理モード」でエンコードが必要です。
  再エンコード無しに字幕を入れることは不可能です。

  なお、DVDの字幕のように設定により入れたり消したりはできません。映像に埋め込むからです。
  よく考えて利用してください。



もどる



Internet Explorer5以上、横解像度800以上でのの閲覧を推奨します
jumper