インターレースのダウンスキャン(2003/12/06更新)



  地上デジタル放送も試験放送が始まり、ハイビジョン放送も身近になりました。

  ハイビジョン対応TVでハイビジョンのまま放送を見られれば良いのですが、S端子やコンポジット端子を通して、
  普通のSDサイズ(720×480)で普通のTVに映像を映すこともできます。
  では、なぜ1920×1080を720×480にできるのでしょうか?
  インターレース方式の場合、縦解像度を1でも減らすとライン情報が崩れてインターレースでは無くなってしまいます。
  
  更にS1、S2といったレターボックスやパンスキャン用に縦解像度が簡単に切り替えられて、
  TVに出力できるのはどうしてなのでしょうか?

  それは、「フィールドごと」に縦解像度を縮小して、画面全体を縮小しているからです。
  まずは、この図を見てください。
  
  このようにすれば、どのようなサイズでも縞が残る事が無くリサイズできます。

  でも、実際はどうやってるか知りません(汗
  一度プログレッシブにしてからリサイズし、インターレースに戻すのが一般的なようです。。。
  この方式を利用すると、VHSをキャプチャした時に出るスイッチングノイズをインターレース状態を保ったまま消せるらしいです。
  この操作はPC上でも可能で、AviSynthによりできます。AviUtlでも可能でした。
  しかしこの方法は弱点があります。片フィールドずつで考えると不具合が生じるものです。詳しくは「動画を実験するページ」を参照してください。



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