DivX5の使い方と使用例



  DivX5.1は有料コーデックです。
  無料の機能制限版、無料ですが広告付きのPro版が存在します。
  機能が制限されている場合はとても使いにくいので、広告付きのPro版をDLするといいでしょう。
  広告機能がかなり嫌な場合は、WMV9VCMを使ったほうがいいかもしれません。



  まずは、インストールしましょう。DivXPro51GAINBundle.exeが広告付きPro版です。
  インストーラーが付いているので、ウィザードに沿ってインストールできると思います。
  途中で
  
  という設定が出てくると思います。DivX用プレーヤーが要らない場合は赤で囲んであるチェックをはずしてください。
  設定が終わったらインストールは完了です。エンコードと再生が可能となります。



  では、基本的な機能説明をします。
  
  1、クオリティー設定です。右にスライドするほど画質が良くなりますが、エンコードの時間がかかります。
   Fastest(速)、Standard(普通)、Slow(遅)、Slowest(激遅)の4つのモードがあります。
  2、エンコード方法です。1-pass、Multipass,1st pass、Multipass,nth passがあります。
  3、ビットレートです。あまり低くすると、画質が低下します。スライドバーより数字入力のほうが使いやすいでしょう。
  この3つを最低限設定しましょう。

  次にビデオの設定をします。
  
  1、Psychovisual Enhancementsの設定です。チェックボックスにチェックすることで動作します。
  FastとSlowの2つのモードがあります。このモードは静止画が多いアニメに適している可能性が大きいです。
  ファイルサイズを小さくする場合は、特に利用価値が高いです。

  2、Enable Cropの設定です。チェックボックスにチェックする事で動作します。
  普通はフロントエンドで設定しますが、DivXのインターレース解除を使う時はチェックを入れて、上下左右を切り除きます。

  3、Enable Resizeの設定です。チェックボックスにチェックする事で有効になります。
  DivXでクロップした場合に用います。普通はフロントエンドで設定するので無効にしてもいいと思います。

  4、Pre Processing Sourceの設定です。チェックボックスにチェックを入れると動作します。
  Light、Normal、Strong、Extremeの4つのモードがあります。ノイズ除去フィルタをDivXによりするものです。
  ノイズが激しい場合、使用するといいと思います。

  5、Scene Change thresholdの設定をします。必ず設定してください。
  デフォルトでは50%になっていると思います。シーンチェンジのしきい値ですので、高すぎるとシーンチェンジを誤検出します。
  低すぎると、シーンチェンジを検出できずに画像が荒れます。
  30-95の間が使用できる範囲だと思います。オススメは50%(デフォルト)です。

  6、Source Interlaceの設定をします。デフォルトはEncode as progressiveです。
  Encode as Interlacedは、フィールド処理でインターレースソースを保持したい時使います。
  Deinterlace all frameはインターレース解除する場合に用います。しかしフロントエンドのプログレッシブ用フィルタを使えません。、
  ほとんど使わないのでデフォルトのままが良いです。

  7、Max Keyframe Intervalの設定です。必ずしてください。
  DivXはシーンチェンジ検出型VBRコーデックなので、勝手にシーンチェンジにキーフレームを挿入しますが、
  シーンチェンジがない場合に全くキーフレームを使わない場合があり、その場合はキーフレームから遠いフレームが劣化したり、
  DivXにエンコードしてしまってカットする時に不便になります。60〜300の間で設定しましょう。
  24fpsの場合は120(5秒に最低1回キーフレーム)、30fpsの場合は150(同じく5秒に1回)がいいと思います。




使用例 1(ノーマルエンコード、DivXのフィルタ付き)

  AviUtlやTMPGEnc等でCMカットやインターレース解除が終わった状態にします。
  その後AVIcodecの設定に来て、DivX Pro(tm) 5.1 codecを選択します。
  その後「設定」ボタンを押して設定ウインドウにします。
  今回は、「1-passでビットレートは約1000kbps、パフォーマンス/クオリティはSlow、キーフレーム間隔は最大150フレーム
  シーンチェンジしきい値70%、サイコビジュアルエンハンスメンツSlow、ノイズ除去Nomal」
にします。
  
  
  OKを押せば設定は完了です。



使用例 2(2-passエンコード)

  AviUtlやTMPGEnc等でCMカットやインターレース解除が終わった状態にします。
  その後AVIcodecの設定に来て、DivX Pro(tm) 5.1 codecを選択します。
  その後「設定」ボタンを押して設定ウインドウにします。
  今回は、「2-passでビットレートは約1000kbps、パフォーマンス/クオリティはstandard、キーフレーム間隔は最大150フレーム
  シーンチェンジしきい値50%」
にします。
  
  ここで一度logファイルを出力します。

  一回エンコードが終わったら、もう一度ログファイルを読み込みエンコードします。
  1st-passが終わった直後に設定をします。ややこしくなるので、他のタスクをフロントエンドにさせないで下さい。
  また次のように設定をして、エンコードします。
  
  このとき、「Update log file」のチェックは外しておいてください。
  チェックをすると、2nd-pass目でAVIファイルが出力されません。3rd-passにする場合はチェックしてlogをより良いものにします。

  
  残りの設定は上の絵の赤で囲まれた部分だけでOKです。OKを押せば設定は完了です。



  補足事項1:AviUtlでDivX5.xxを出力した場合、環境によってはエラーが出てエンコードできないようです。
  その場合、AviUtlのプロジェクトファイルやフレームサーバ機能を使って、最終出力をTMPGEncやVirtualDubModにすればOKです。



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