動画系業界用語「た行」




 ダイナミックレンジ <dynamicrange>

 意味:動画の明るさの幅。白飛びと黒潰れを起こさないようにキャプチャ
 したあと、黒が黒く見えるように、白が白く見えるようにコントラストを上げる
 ことを、「ダイナミックレンジを広げる」という。暗い動画も、データ的に潰れていない限り、明るくする事で、
 可視色が増える事も、ダイナミックレンジを広げることになる。



 DirectX [読み:ダイレクトエックス]

 意味:マイクロソフト社が開発したWindows用マルチメディア用APIの事。
 DirectGraphics、DirectSoundの2つの機能が、動画を鑑賞するには不可欠である。
 最新バージョンはDirectX9.0bで、マイクロソフトが無料配布している。
 DirectX8以降では、音声がMP3のMPEG1を再生できるようになった。



 WDM <Windows Driver Model> [読み:ダブリューディーエム]

 意味:WindowsNTのデバイスドライバを基礎として作られた、
 Windowsのドライバの事。WindowsNT系とWindows9x系両方で使えるようになっている。
 残念ながら、WxDより動作が重いといわれている。キャプチャのドライバは、WDMに完全に移行しつつある。






 DMA <Direct Memory Access> [読み:ディーエムエー]

 意味:CPUを介さずにIDEのハードディスクとメモリの間でデータを受け渡しする事。
 CPUの負荷が軽くなる為、最近は必ず使用する事となっている。なおPCIバスやAGPバスなど、多くのデバイスがDMA機能を持っている。



 TMPGEnc [読み:ティーエムピージーエンク、ティーエムペグエンコーダ]

 意味:MPEG1とMPEG2をエンコードできるフリーソフト。
 細かい設定やノンリニア編集できる機能を持つ。
 「動画三種の神器」の一つ。ほぼ全ての動画を読み込める能力は魅力的である。
 AVIにも出力できるので扱いやすい。連番BMPをMPEGやAVIにする事ができるので、細かい編集もできる。
 世界トップのソフトウェアエンコーダであるが、エンコードが非常に重い。
 動画を作る人で、持っていない人はいないはずである。MPEG2のライセンス問題の為、MPEG2へのエンコードが1ヶ月しか使えない、
 有料化される事などがあるが、買う価値は十分にある。DVD-Videoを作るソフトとして最適である。



 DLL <Dynamic Link Library> [読み:ディーエルエル]

 意味:拡張子.dllの、共通して使うプログラムファイル。
 システムファイルなので、設定によっては隠しファイル扱いとなり見えない。
 codecは大体がDLLで、このファイルをインストールする事で、
 TMPGEncやAVIUtlなど違うソフトにより、codec登録した動画を編集できるようになる。
 つまり、いろいろなソフトで利用できるようにライブラリ化してあるファイルの事である。
 AviUtlのプラグインファイルは拡張子がaufであるが、中身はDLLである。



 TBC <Time Base Correcter> [読み:ティービーシー]

 意味:古いVHSなどは、記憶したデータが劣化しているため、垂直同期がとれない。
 その場合、水平に線が現れ画像が乱れれる。それを正確に正す機能がTBC機能である。古いビデオが綺麗に見えるようにした
 ビデオデッキには、この機能が付いている場合が多い。



 DVD-Video形式 <Dijital Versatile Disc - Video Format>
 [読み:ディーブイディービデオ形式]

 意味:一般に売られているDVDビデオと同じ形式にする事によって、DVD-Rに焼いたデータを家庭用DVDデッキで再生できるようになる。
 オーサリングソフト(authoring Software)を使ってタイトルやVOB形式を作る。



 デコード <Decode>

 意味:符号化(エンコード)されたデータを再生する事。
 エンコードされたデータは、ただのバイナリ列のファイルであるが、デコードする事で映像データとして扱う事ができる。
 Windowsでは、codecをインストールする事でデコードをする事ができるようになる。



 テレシネ

 意味:映画やアニメは1秒間に24コマ画面が入れ替わる。しかし、日本のテレビ放送は、
 1秒間に29.97コマなので、約6コマを水増しする必要がある。これを上手に24→30コマに変換する事をテレシネ化という。
 その無駄なコマのせいで、PCへキャプチャしたとき動きがカクカクする。
 これを周期的にコマを取り除く、逆テレシネ化という作業がある。



 テレビ出力

 意味:最近のビデオカードに付いている機能。PCディスプレイを利用することなく、TV画面に動画を出力できる。
 PCディスプレイとTVとは画面の表示方法やドット密度や色合いが違うので、動画を綺麗に見れるとは限らないものの、
 大画面で見る事ができる。PCよりTVのほうが輝度が高いので、鮮やかな動画を楽しむ事ができる。




 動画再生

 意味:動画を正常に再生するには、まずプレーヤーが必要である。
 次に必要なのは、コーデックである。それと、PCのマシンパワーがあれば大体正常に再生できる。
 しかし、動画ファイル自体が壊れていたり音ズレや内部コマ落ちを含んでいたりすると正常に再生できない。
 一般に初心者が陥るのは、コーデックがなくて再生できない状況である。



 動画フォーマット <Movie Format>

 意味:動画のファイル形式の事。例えば、MPEG1、MPEG2、MPEG4などはフォーマットが違う。
 またAVIではモーションJPEG、Huffyuv、MPEG4など全てフォーマットが違う。
 それぞれのフォーマットで、コーデックが用意されている。
 それぞれのコーデックをインストールすれば、動画を再生したり編集したりする事ができる。



 ドロップフレーム <Drop Frame>

 意味:CPUのパワー不足などが原因で、同じコマが2つできてしまう現象。
 または、コマ落ちの事。音と同期を取れなくなる事が多い。たとえ音と同期がとれていても、残像が起こる場合もある。
 タイムスタンプによる時間の飛んだフレームもドロップフレームという。



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