色タイミング補正フィルタ(2004/03/03更新)



  キャプチャした時、色がずれている時があります。そういったときに使います。



  色タイミング補正フィルタの特徴

  1、横方向のみの場合はフィールドは壊れない(はず)
  2、リサイズ前に行うと、良い結果を得られる事がわかっています
  3、一部だけでなく、画面全体に適応されます。



  色タイミング補正は、「画面全体」に適応されます。合わせるときに「拡大ツール」を使いますが、
  その後は、数フレームや拡大する場所を変えて「拡大ツール」で確認作業をします。



  フィルタを使う場合のメリット

  CbとCrの「色成分」のズレを修正できます。
  
  Cb Crを同期させてずらしたり、非同期でずらす事も可能です。
  端の色は、無効領域などから出る色の設定です。画面端に関係します。



  フィルタを使う場合のデメリット

  画面の一部だけではないので、ズレが画面全体で均等に起こってない場合は、余計に色がずれます。
  また、インターレースを保ちたい場合は、縦方向で行うとフィールドが反転したり壊れます。
  絵に表わすと、このような現象です。(下の図は実際にAviUtlで色タイミング補正フィルタを用いて作成)
  
  ということで、インターレースを保持したい場合、縦方向(垂直方向)では使ってはいけません。
  また、1ピクセル単位(4の倍数の設定)で行わないと、色がブレンドされ色方向の解像度が減少してしまいます。



  正確な使い方

  ○拡大ツールを使って調べます。
  ○1ピクセル単位での設定を心がけます。(4の倍数、4・8・12…)
  ○インターレースを保ちながら縦方向で使いたい場合は、8の倍数で設定して「2ピクセル」ずつ移動させます。
  この場合だと、フィールドをまたいで移動できるので、フィールドが保たれます。
  ○インターレースを保ちながら縦方向で使いたい場合は、「フィールド分離・結合フィルタ」の間で用います。
  この場合だと、原理的には縦方向(垂直方向)でうまく補正が効きます。



  フィルタリングのタイミング

  クリッピング・リサイズ前が好ましいです。色ズレまでリサイズすると困るからです。
  一般的なノイズ除去の前にします。色ズレもノイズですから計算されるからです。



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