メモリの選び方(2010/01/01更新)



メモリの選び方をまとめておきました。



  メモリは、数年前と比べて格段に早くなりました。そしてVista発売後、格段安くなりました。
  OSを64bit化することで、16〜128GBのメモリを積むことができるようになりました。
  自作が得意な人は、良いメモリを大量に積むことができる時代になりました。

  メモリの種類
  SD-RAM→PCの標準のメモリでした。PC66、PC100、PC133とFSBごとに対応メモリがあります。
  今も存在しますが、ほとんど使われなくなってきて見かけることがなくなりました。

  DDR SD-RAM→Dual動作するPCのメモリ。PC2100(DDR266)、PC2700(DDR333)、PC3200(DDR400)などあります。
  同じFSBでは標準のSD-RAMの2倍の速度があります。

  DDR2 SD-RAM→Dual動作するPCのメモリ。PC2-4200(DDR533)、PC2-5400(DDR667)PC2-6400(DDR800)と
  DDR1のときより高速化しています。DDR1とスロットの互換性がないので注意が必要です。

  DDR3 SD-RAM→Dual動作するPCのメモリ。PC3-6400(DDR3-800)、PC3-8500(DDR3-1066)、
  PC3-10600(DDR3-1333)、PC3-12800(DDR3-1600)、PC3-14400(DDR3-1800)とどんどん高速化されています。
  DDR1とDDR2とスロットレベルで互換性がありません。

  RIMM→ラムバス社のメモリ。PC800、PC1066、PC1200などあります。高性能でDual動作やQuad動作しますが、
  値段が高いために普及が遅れて、PC市場から消えました。現在ではYahoo!オークションでしか買えないと思います。

  DDR SO-DIMM→ノートPC、省スペースPC用メモリ。普通は使いません。

  メモリにはECCやレジスタードメモリといったものがあります。
  これはエラー補正機能で、サーバコンピュータで用いられています。
  PCでもこれらを必要とする場合があります。マザーボードを良く見て対応したものを選んでください。

  ジャンパーのオススメするメモリの価格帯→2000円〜8000円
  ジャンパーのオススメするメモリの容量→1GB、2GB、4GB
  ジャンパーのオススメするメモリの売り文句→「安定性」「オーバークロック耐性」「保障」



  メモリは多いほうがいいです。(32bitコンピューターではアドレス限界で4GBが最大容量になります(例外アリ))
  しかし、読み込み、書き込みの遅いメモリは容量がたくさんあってもあまりPCは速くなりません
  適度な速度を持つPCの場合は、ボトルネックにならないように1GB程度搭載すればいいでしょう。
  メモリの容量が多いと良いのは、デザイナーグラフィックス関連、CAD関連、DTMやDTV関連でしょう。
  ゲームやWeb閲覧程度なら512MB以上搭載するメリットは非常に少なくなります。
  マザーボードの質により、メモリ相性問題が起こってきます。メモリスロットを消費すればするほど、
  PCシステムが不安定になることがあります。よく考えて増設してください。
  Vistaでは2GBのメモリがあれば、普通に使うなら十分です。



  まとめ:メモリの規格、速度による性能差を理解して、自分のPCに合ったものを買いましょう。
  マザーボードを決めた地点でほぼ決まります。



  余談1(体験談1)
  WindowsXPを快適に使うには、最低限512MBのメモリが必要であると思います。
  256MBの環境で使っていると、微妙にスワップが起こり速度低下を体感できます。(動画編集、フォトレタッチは苦しいかも)
  256MBの環境→512MBの環境と移ると速度低下の頻度が少なくなり、その効果を感じられます。
  512MBの環境→1024MBの環境では、大差がありません。
  足りなくなったら足すのが自作の考え方だと思います。
  とにかく、WindowsXPでは512MBが基準だと思ってください。

  余談2(体験談2)
  WindowsXPで256MBでは、動画編集に不安を覚えます。
  メモリ使用の激しい例として、MPEG-2 VIDEO VFAPI Plug-InではHD(ハイビジョン1920x1080)のMPEG2で140Mのメモリを使い、
  更にAviUtlで90Mほど使用します。このとき、256MBだとスワップを起こし非常に処理が遅いです。
  何度も言いますが512MBが最低基準だと思ってください。

  余談3
  WindowsVistaでは1GBがAeroを使うための最低限度となっています。
  WindowsVistaでは1GBが最低限だと思ってください。
  2GBあればそれ以上は必要ないと思われます。(動画編集やフォトレタッチ、3Dレンダリングは除く)
  Vista32bitなら2GBというのが、今の常識です。

  余談4
  Windows7では1GBがAeroを使うための最低限度となっています。
  Windows7では1GBが最低限だと思ってください。
  そしてWindows7の64bitでは、個人レベルで8GB〜24GBのメモリを使えます。
  データベース、動画編集、フォトレタッチ、3Dレンダリングで今までにない快適さを得られます。



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