2008年度版 自作PCの存在意義について(2008/08/12更新)



2008年度の自作PCの存在意義について考えてみました。
※私は仕事場でも家でもPCを使用していて、使用時間は1日あたり平均10時間です(汗
このページはPCヲタ向けなので、多少好ましくない表現がありますがご了承ください。



  自作PCは不便?

  パソコンは、10万円以下で売り出された1990年台後半、爆発的に普及しました。
  Windows95とインターネットが火付け役となり、Windows98、Windows2000が発売して、
  2002年、動作が重いと言われるWindowsXPへ移行しました。
  WindowsXPは動作が重いぶん、スペックの高いPCが必要でした。
  そこで2002年以降、スペックの高いPCを安価で手に入れられる自作PCが流行しました。

  しかし、2008年になって状況が少しずつ変化しています。
  PC本体メーカー(NEC、富士通など)は、外国PC本体メーカーのDELLなどの影響を受け、
  必要最低限のスペックのPCを安価に提供しています。
  下手に自作PCを作ると、メーカー製のPCにスペックも値段も便利さもデザインも、
  静音性も安定性も全てにおいて負けてしまいます。


  自作PCが「完全に負け」ているのは
  ・デザイン、統一性
  ・初心者へのサポート
  ・組み込みしてある特殊部品
  などです。これらを必要とする人は、メーカー製のPCを買うしかありません。

  自作PCは、「PCの用途」を考えて「メーカーPC」では不可能な自作PCのみの付加価値を求める時代にきています。
  じゃないと「安いそこそこのPCをDELLで買え」、「地デジをすぐ見たいなら富士通のPC買え」で終了してしまいます。



  当サイトでの、メーカー製PCと自作PCの分類方法

  PCには色々な種類・購入ルートがあるので、当サイトでは3種類に分けて考察しています。
  (1) 家電量販店で売っている、家に持って帰ってすぐに使えるメーカー製PC、ノートPC
  (2) 自作PCと同程度のパーツをすでに組み込んであるパソコンショップブランドPC
  (3) パーツを選んで組み立てる自作PC
  の3種類です。(2)と(3)はパーツが同じなら全く同じ性能になります。
  (1)のNEC・富士通・DELLなどのPCは、主要部品であるマザーボードやケースが自作PCとは全く違ったものになります。
  そういったことを含めて、(1)を「メーカー製PC」と呼び、(2)(3)を自作PCと呼びます。



  PCを組み立てる意味を再確認する上での、用途別チェック項目

  用途1 WEB閲覧・メール・チャット
  PCを持っている人の90%は、インターネットを利用しているでしょう。
  インターネットといえば、WEB閲覧です。WEB閲覧は、普通のテキストと写真のサイトだとPentium3 600MHz程度の性能のCPUと、
  そこそこのメモリがあれば完璧に出来てしまいます。
  携帯電話やPDAなどでもでWEB閲覧可能だったりする時代です。メーカーPCと自作PCでは差がつきにくいでしょう。
  自作PCで有利なのはNIC(LANカードやLANポートのチップ)を自分で選べたり、動画(ニコニコ・YouTube)再生用にCPUを良くしたり
  グラフィックカードを利用できる点でしょう。

  用途2 文書作成・プログラミング
  ディスプレイが重要になってくるので、自作PCが有利です。ただし、ディスプレイのないメーカー製PCを買って、
  別でディスプレイを用意するなら、メーカー製であっても自作PCであってもあまり差がありません。
  プログラミングのコンパイルなどでは、CPU・メモリのスペックで差が出ます。

  用途3 デジカメ写真閲覧・デジカメ写真管理・写真加工
  最近のPCならすべて、閲覧・管理・加工のソフトウェアに合ったハードウェアスペックを満たしていることでしょう。
  つまり、メーカ製PCと自作PCでは差がありません。メーカー製だと、フォトレタッチソフトが
  付属していて、価格面で有利なこともあります。

  用途4 音楽鑑賞・音楽ファイル管理・DTM
  音楽鑑賞はスピーカーからサウンドカードまで、PCを買う前から全て選べる自作PCが圧倒的に有利です。
  また音楽ファイル管理はソフトウェア依存で、HDDやらフラッシュメモリやらはメーカー製PCであっても自作PCであっても一緒です。
  音楽作成は外部機器依存になったりしますので、メーカー製であっても自作PCであっても一緒です。

  用途5 動画閲覧・動画エンコード・動画ファイル管理・DTV
  自作PCが圧倒的に有利です。最新のCPU搭載PCを最も安価に利用することができるからです。
  また、メモリの容量も圧倒的に必要になるので、メモリの増設がしやすい自作PCの必要性は高いと言えます。
  私のサイトを見ている人は、自作PCを持っているか興味がある方だと思われます。

  用途6 3Dゲーム・オンラインゲーム
  グラフィックカードの交換が容易で、ディスプレイを選べ、NIC(LANカード)を選べる地点で自作PCが有利です。
  最近はオンラインゲームをするために、パソコンショップブランドのPCを買う人が増えています。
  メーカー製PCの多くは、グラフィックカードの部分が弱いのは明確に示されています。

  用途7 TV用途
  自作PC、メーカー製PCともに地デジが見られるようになってきました。
  ソフトウェアの出来次第で、自作PCとメーカー製PCの差はなくなっています。

  用途8 家庭用サーバー用途
  パソコンではないのですが、静音パーツを選べる点で組み立てられるほうが有利です。
  しかし、家庭用サーバはPCと比べ普及率が低く、使用方法がほぼファイル保存に限定されるため、
  完成品を買ったほうがソフトウェアの完成度が高いために便利でしょう。
  NASとよばれる機器が消費電力でも有利ですので、自作PCでわざわざサーバを立てる必要はないでしょう。

  注意)研究データを蓄積したり、仕事に使用したりするのはPC(パーソナルコンピュータ)の枠を超えるので、
  今回は用途から外します。

  大まかな用途分類であるため、全く違う用途でPCを利用されている方もいらっしゃると思います。
  年賀状作成は用途2、家計簿も用途2、Excelで表や地図を作るのも用途2、ラベルやシールを作るのも用途2です。
  PCの使い方が網羅されていないよ・・・という人は遠慮なく当サイトの掲示板で聞いてください。
  また、すごい使い方があって新しい分類を教えてくれる方も大歓迎です(研究・ビジネス用途は避けてくださいね)

  2008年でもまだ、PCの用途によっては自作PCが有利な点はいっぱいあるみたいですね。



  パソコンショップブランドのPC

  パソコンショップブランドのPCは「自作PCの性能についての知識があるプロ」が組み立てたPCです。
  つまり、自作PCの性能に詳しい人はパソコンショップブランドPCを買う必要はありません。
  しかし、逆に自作PCの性能が良くわからない人にとっては非常に参考になるPCとなります。
  要するに、「ノウハウを見て学ぶ(盗む)」ことができます。
  とりあえず知ったかぶりの天狗になって書いてある文章なので、下記の文章は
  一市民の戯言として信用せずに、右から左へ受け流してください。

  (1)ショップブランドPCの適正価格を見極める
  ショップブランドPCのパーツは、そのパソコンショップで売っているパーツと同じ製品です。
  CPUやメモリ、ケースから全てパソコンショップで売ってあるものと同じと考えてください。
  つまり、パソコンショップに置いてあるパーツの値段とパソコンショップブランドのPCの値段を比べれば、
  損得勘定ができちゃいます。でも、頭のいい?店では、マザーボードの型番を隠してたりします。
  マザーボードは5000円〜30000円の値段の開きがありますので、
  そこで大体のショップが儲けてると思われます。PCケースの値段の開きも然り。
  中にはBTO(Build to Order)でマザーボードを選べたりする優良ショップもありますが。
  組み立て費用は、OSのインストールを含め10000円程度が妥当でしょうか。
  もしパーツと組み立て後の費用に差がありすぎるならボッタクリの可能性があります。

  (2)素人的自作PCと組み立て作業の差を見極める
  組み立ての綺麗さ(素人だとパーツが指紋だらけでサビの原因になるとか)、BIOSの設定、マザーボードの
  ファームウェアバージョンを整える作業などは、素人の自作PCとパソコンショップブランドで差が出ます。
  CPUのグリスの塗り方、ファンの固定なども圧倒的にパソコンショップブランドPCのほうが、
  組み立てなれた人が組み立て作業をするので上手でしょう(予測ですが)。
  動く状態のPCじゃないと不安って人は自作は諦めて、同等のショップブランドPCを買った方がよいでしょう。
  逆に組み立て精度を気にするとか、ケースのバリをヤスリで削りたいとか、
  ネジの締め具合を増し締めしたいとか、ファンの固定時に防振対策パーツを組み込むとか
  特殊なファンを使いたい玄人はパソコンショップブランドPCから学ぶことは少ないでしょう。

  (3)必要最低限または流行のパーツを見極める
  ゲーマー用ショップブランドPCなどのグラフィックカードは「公認」など書かれていたりします。
  それと同じ型番のグラフィックカードを搭載すれば、自作でも「公認」レベルの「非公認」ゲーマー用PCの出来上がり。
  また、ショップブランドで「ミドルレンジ」として販売されているのが、流行しているスペックのPCです。

  (4)公表スペック外スペックを見極める
  同じ型番でも、発売時期によって「不具合除去リペア品」やCPUの発熱量が違うものがあったりします。
  そういった「ワケアリパーツ」を搭載したショップブランドPCは大体安くなります。
  自分でパーツを選んで組むより圧倒的に安い場合は注意してみてください。
  「ワケアリパーツ」を回避できるかもしれません。お金に余裕があれば、わざと買うのもいいですが(汗

  (5)ショップブランドで最も値段の高いPCの仕様を見極める
  その店のセンスがわかります。価格無視だと、コンセプト重視にできますので。
  RAID0を組んでいたり、完全ファンレスだったり、超高性能パーツの寄せ集めだったり。

  まだまだありますがパソコンショップブランドは、プロのノウハウが凝縮されている可能性を秘めているのです。



  PCの価値を高めるパーツたち

  メーカー製PC・自作PCを問わず「PCの性能を高める」パーツが存在します。
  そのパーツを組み込めて、正常かつ安定に動作するPCこそが最も良いPCではないか?と考えます。
  また、人間がPCを使うのですから人間に優しいパーツでなくてはいけません

  (1)ハードウェアRAIDが構築できるパーツ(安定性・PC速度向上)
  2008年現在、PCを快適に使いこなせない理由の一つが、HDDの読み書き速度が遅いことです。
  また、大切なデジタルデータを保持する大役を務めていながら、故障が多いパーツです。
  読み書き速度や安全性を改善するのが「RAID」が構築できるパーツです。
  マザーボードにRAIDチップが組み込まれている、またはキャッシュメモリをRAIDコントローラ上に持てる
  パーツを組み込めるPCの購入で快適さと安定性がグッと変わると思います。

  (2)SSD(Solid State Drive)(安定性・PC速度向上)
  HDDと全く同じコネクタを持つので、コネクタが合えばメーカー製PCでも自作PCでも利用できます。
  HDDと同じくデジタルデータを保持するパーツですが、HDDと違って物理的に回転しません。
  物理的「回転をしない=ベアリング(軸受け)の磨耗、モーターの消耗」の影響を受けないといった
  ハードウェア寿命でのメリットがあり、「回転しない=回転音が無く静か」といったメリットもあります。
  また消費電力もHDDより少なくて済むのでノートPCの電池での駆動時間を延ばせます。
  更に、電子的なアクセス速度でデータを読み出せるので、データ領域が物理的に分断していても、
  綺麗に並んでいるのとほとんど同じスピードで読み出せます。
  しかし、HDDより書き込みが遅い場合があったり、容量が小さかったり、値段が高かったり、
  素子の書き込み回数寿命が短いとされるのが弱点です。
  書き込みコントローラ性能がダメなSSDを利用すると、HDDより不快に感じますので、
  SLCやMLCの違い、公称スペックを見極めて購入する必要があります。

  (3)ディスプレイ(環境向上)
  画面がないと、文書作成も動画鑑賞も何もできません。
  PC本体のスペックアップよりお金をかけるべきパーツといえます。
  PCを使う時間が長い人ほど、ディスプレイ重視になるようです・・・
  D→A変換が最終的に行われるパーツで、実際使ってみないと性能を見極めにくいパーツです。

  (4)スピーカー・ヘッドホン(環境向上)
  ディスプレイと同じD→A変換のパーツです。
  アナログが絡むと値段と性能が比例しないことが多々あるので注意。
  接続方法(配線とコネクタ)、音質、大きさなどのステータスの幅が広いので、
  実際に使わないと良さがわからない、奥が深いパーツです。

  (5)Bluetooth機器(ホストとそれに接続する機器)(コントロール・配線環境改善)
  2.4GHz帯を利用した無線です。機器の配線を電波で行うのですっきりします。
  対応機器の値段が高かったり、電線が無いため電池や充電作業が必要です。
  WiiやPS3の無線コントローラが便利だと思うなら、Bluetoothは
  PCのコントロールをを格段に向上させられる可能性を秘めています。

  (6)静音パーツ(環境向上)
  音がうるさいPCだと、スピーカーから流れる音楽を100%楽しめません。
  文書作成時にPCの音がうるさいと、集中力が欠けることでしょう。
  リビングや寝室でうるさいPCがあると、電源を落としておくことが多くなり、
  PCを起動する時間が惜しくてPCに触れる機会も失われていくでしょう。
  無音で消費電力が小さいPCを起動したままにしておくと、ちょっとした調べ物を
  起動時間のロスなしでインターネットで検索したり、暇なときさりげなくネットラジオ音楽再生したり、
  TVの横でTV番組を予約録画したりできると思います。
  快適な静音PC環境が、自作PCマニアを作るといっても過言ではありません。(言い過ぎですか)

  (7)PCを設置するデスク・椅子(環境向上)
  1日10時間もPCの前にいることは苦痛を伴います。
  それを和らげるのは程よい机の高さや機器の配置、椅子のすわり心地です。
  PCパーツではないと考えている方も多いでしょう。しかし、アナログな人間には必須のパーツなのです。

  (8)LAN機器(有線・無線)(速度・環境向上)
  デジタルTV、iPod touchやNintendo DS、PS3など、
  WindowsPCやMac以外のデジタル機器もネットワークに参加出来る時代です。
  ネットワークのインフラ整備がしっかりしていれば、PCの価値は高まります。
  私はネットワークに参加していない機器は道が塞がれているようで息が詰まります(汗
  ネットワークの環境が安定していて、データ転送が速くやレスポンスが良いなら、
  ゲームや作業に没頭できるのではないでしょうか。

  (9)マウス・キーボード(入力機器系)(作業効率向上)
  ディスプレイ・スピーカーが出力機器で、マウス・キーボードが入力機器です。
  A→D変換機器といったところでしょうか。精度や反応速度、キーの押し心地など
  「使い続けないと良いか悪いかわからない」といった要素がてんこ盛りです。
  手に合わないマウス(手に比べて大きい・重い・ボタンの位置がおかしい)を使うと、作業効率が下がります。
  キーボードも配列やキーのストロークが手に合わないと、押し間違いをしてしまい効率が下がります。
  PCへの入力が多い人ほど、ブランド品のマウスやキーボードを複数持っています。
  「弘法筆を選ばず」的な器用な人もいますが、作業効率が2倍くらい違う可能性があるので選んだほうがいいでしょう。

  (10)録画・録音・写真撮影機器(創造・創作・コピー機能)
  デジタルムービー・デジタルミュージックの根幹パーツです。
  D→D、A→Dのものがあります。アナログが絡む場合、「機能」と「値段」は比例しなくなります。
  これらの機器は接続方法やデータ量、画質・音質がバラバラで評価しやすいです。
  私はこの部門において熱くなる人間です。デジカメ、WEBカメラ、デジタルビデオカメラ、TV放送レコーダ、
  MIDI、マイクなどが該当機器です。

  最重要!!(11)ソフトウェア(柔軟なる存在)
  これがPC上で動いて作業ができるからパソコンは意味があるのです。
  ソフトウェアが快適に動かないPCを買ってしまうと、メーカー製PCでも自作PCでも意味が無いです。
  ソフトウェアは使いやすさ、値段、性能はピンからキリまであります。
  生活を便利にする、快適にする、作業効率を数倍に上げる最強のPCパーツです。
  PCが壊れていなくてまだまだ使えるとしても、ソフトウェアを快適に動かしたいために購入する意欲が沸きます。
  ソフトウェアを快適に動かす、または完全に動かせる環境を作るのが自作PCの醍醐味です。
  ハードウェアとソフトウェアは対義語でPCパーツじゃないと考えていらっしゃる方が多いと思いますが、
  PC全体を眺めて見ると1つのパーツに見えてきませんか?


  以上のパーツが複雑に絡み合い、究極至高のPC(またはPC環境)が構築されているのです。
  2008年現在、パソコンパーツショップの数が減っていても、
  まだまだ自作PCが必要な存在であることは明白です。



  自作PCという言葉

  Q:自作PCっていっても、規格に合ったパーツ組み合わせてるだけじゃん。
  A:その通り。言葉的にいうと「自組PC」が正しいんです。でも何故か「自作PC」と呼ぶ・・・。



  2008年度版 自作PCの存在意義についてまとめ

  自由度が高い自作PCはまだまだ現役でファイナルアンサー。

  パソコンショップブランドのPCに特殊機能があるならそれを買うのも賢い選択。
  動作の確証があるってのはメリットが大きいです。

  デザイン・統一性に優れたメーカー製PCも魅力的。
  値段とスペックのバランスは自作で培ったものがあれば、メーカー製PCの購入でも役立つでしょう。



  おまけ・ジャンパー的2008年度お勧め?PC

  PCが欲しいと思っている方は参考にしてください。
  失敗作も含まれているので真似しないように。お金は大事だよ。

  (1)完全ファンレス無音・低消費電力の常時起動PC
  TV見てて芸能人の名前が思い出せずすぐにWEB検索、ちょっとわからない用語をWikiで検索、
  行ったことの無い場所で集合なのですぐにMAP検索、ゲームで詰まったら攻略サイト閲覧、
  家に帰ってきたらPC起動時間を惜しんですぐにチャットにしたいなど。
  簡単だけど根幹にある基本的なPCの使用方法をサポートする、電源を切らないタイプのPCです。
  HDDも大容量が必要ないので思い切って低容量SSDにして回転音を0にし、
  OSを使い古されたWindows XP HomeまたはLinuxにする。メモリは1GBの安いのでOK。
  ゲームをしたくなったら別PCを起動すれば良し。常時起動PCは生活をきっと豊かにします。

  (2)小型デスクトップPC
  白とか黒とか銀色で、2リットルのペットボトル6本分くらいの大きさのPC本体は邪魔。
  デスクトップの横にちょこっと置いて美しい、そんなPC。
  iPodのDockや携帯電話の充電器と並んでも綺麗なデザイン重視のPC。
  でも小型のPCってファンが高速回転でうるさいんだよね。
  引越しの多い人も楽々次の環境へ移行できる。でもノートPCに負けてる気がする幸薄いPC。

  (3)見掛け倒しのPC
  ケースにウン万円をかけ、中身は3万円程度で揃うパーツで固めてあるなど。
  そのうちお金がたまったら中身を変更すれば豹変します。
  先行投資型で、計画性がある人のためのPCです。
  計画の中断、計画の変更、計画の延長により苦しい思いをすることもあります。
  見た目から入ることはいいことです。習い事でもPCでも。

  (4)ロングライフPC
  某巨大掲示板の過去のデータを総合し、コストパフォーマンスが最も良い部品だけで
  組み合わせた超安定PC。個性のないつまらないPCとか言われるかもしれない・・・。
  なんでもそこそこなので、使いたいソフトウェアがそこそこ動き、
  静音性がそこそこで、消費電力もそこそこ。操作がそこそこ軽快で見た目もそこそこ。
  情報収集能力が試されるPCで、PC本体にお金をかけたくない人がセレクトします。

  (5)特価PC
  ロングライフPCの失敗バージョン。安かろう悪かろう精神に沿ったコンセプト。
  爆音低スペックかつ不安定で故障率が高いPC。
  友達と同じゲームが動かないよ〜とか、オンラインゲームで熱暴走を起こし接続切れの嵐。
  捨てるときリサイクル料金がかかって、安物買いの銭失いを実感するでしょう。
  経験と知識の無さが生み出す副産物だったりします。私も2台ほど生み出しました。

  (6)外付け拡張・外向き拡張PC
  外付けパーツ多すぎなPC。USBハブとか、iPodを接続する線とか、LANケーブルやらで
  配線ごちゃごちゃなPC。逆にBluetoothを有効活用し、お洒落な外向き拡張もできたりします。
  たこ足配線気味になるので、ご利用は計画的に。

  (7)内部拡張PC
  SATA接続、RAID、ホットスワップなどを明確に理解し、数TBのデータを効率よく引き出せる
  アクセシビリティを追求したPC。しかし下手するとケーブルが絡まったり、CPUファンに
  ケーブルが吸い込まれたり、勘違いして低容量HDDを大量に積んで電源不足などを引き起こします。
  また、PC本体内部に熱がこもると、HDDの寿命が短くなり、パーツが痛むリスクが増えます。
  ATX以上のマザーボードと大型ケースを買ったら、自然とこのPCが完成する玄人もいます。

  (8)メーカー信者PC
  他を圧倒する統一感とスペック、お金を湯水のように消費できる財力が必要です。
  ディスプレイやスピーカー、TV、コンポ、ポータブルプレーヤーまでSONYで固めるなど、
  周りの人の意見を一切取り入れない信者が創造した亜空間に馴染むPCです。
  Apple製品で固める信者もいます。でも本体はMacでも、Windowsが動いていたりします。

  以上、オマケでした。



  参考URLとショップ名

  「静音PC」とgoogle検索すると一番上に出るパソコンショップ
  オリオスペック

  全国に大体あるパソコンショップ
  ドスパラ

  上に同じで全国展開していると思われるパソコンショップ
  パソコン工房

  個人的に通勤路にあり利用しやすいパソコンショップ
  ZOA

  リンク貼るのが面倒なので以下名称のみ。
  ヤマダ電機、ビックカメラ、ark、TSUKUMO、Faith



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