2011年度版 自作PCの存在意義について(2011/01/02更新)



2011年度の自作PCの存在意義について考えてみました。
※私は仕事場でも家でもPCを使用していて、使用時間は1日あたり平均10時間です(汗
このページはPCヲタ向けなので、多少好ましくない表現がありますがご了承ください。



  クラウドと64bitの世界

  〜2007年までのことは、2008年度版 自作PCの存在意義についてを参照してください。
  2009年のことは、2009年度版 自作PCの存在意義についてを参照してください。
  2010年のことは、2010年度版 自作PCの存在意義についてを参照してください。

  (1)2011年はメモリ倍増の年
  Windows7の64bit、Linuxの64bit、MacOSの64bit化が進みました。
  2010年の後期にメモリが安くなり、8GB〜16GBのメモリを積んだPCが増えました。
  2011年初頭では4GBのメモリ1枚4000円程度です。
  2010年初頭のメモリ高騰による自作コストのバランスの悪さはもうありません。

  (2)SATA3.0(6Gbps)の出現と対応SSD
  多くのノートPCがSSDとなりました。
  ただし、まだ価格が高いため、上位機種がSSD化しただけです。
  自作PCではIntelやSATA3.0対応のSSDが人気で、
  普通のPCパーツショップに常備されるほど普及しました。
  また、安いものは1万円を切り、64GBの丁度良い容量で1万円〜1万2000円となりました。

  (3)4コア、6コアのCPUが当たり前の時代
  自作PCでは、省電力向け、または安価にするための2コアCPUを除いて、
  4コア、6コアCPUが増えました。
  ただし、クロック数の伸びはほとんどありませんでした。

  (4)仮想化技術CPUの普及
  廉価版CPUですら仮想化技術に対応しています。
  仮想化をいかに有効に使えるかが消費電力、ハードウェエアコスト削減のカギです。

  (5)ソフトウェア上り坂の年
  ハードウェアが安価になったおかげで、ソフトウェアの売上が上がっています。
  要するに、普通の人が自作PCじゃなくてもよくなりました。

  (6)クラウド成熟期に突入
  iPadやiPhone、Android携帯などの「端末」が普及して、
  ネットワーク上のサービスを受けるクラウドが当たり前になりました。
  自作PCでサーバーを作る、またはNASやVPSなどでサービスを端末に提供
  するソフトウェアがどんどん増えています。

  自作PCを体験するなら今年が最適かもしれません。
  2011年、自作PCの最盛期は去年から続いて今年も絶好調です。



  安くても高性能、安くても省電力、安くても静音

  完成したノートPCが5万円程度で手に入ります。
  そのノートPCの倍の性能のデスクトップが5万円程度で組めます。
  そして、そのPCの計算能力はWindowsVistaが発売された4年前を大幅に上回ります。
  また、アイドル時の消費電力が低減され、CPUが熱くなくなり、静音PCであることが
  当たり前になっています。

  今の自作PCの改造は、「ボトルネック」を無くすことにお金をかける時代です。

  (1)エンコードが遅いので速くしたい
  →コア数を増やす、またはクロック数が高いPCを組む
  (2)HDD容量が足らなくなったのでなんとかしたい
  →2TBのHDDを買って増設で解決
  (3)OS起動が遅いので高速化したい
  →起動ディスクを高速なSSD化で解決
  (4)本体がでかいので小さくしたい
  →Mini-ITXケースや小さいベアボーンキットで自作で解決
  (5)ゲームが重たいのでなんとかしたい
  →PCI-Ex16ポートのグラフィックカードを追加または交換で解決

  といったように、何もかもお金の配分次第で自由自在です。
  去年よりもさらに自由度が増しています。

  お勧めパーツ
  (1)1台で2TBのHDD
  →1台分の電力で2TBも保存でき、1TBを2台より断然お得。
  1台で2TB以上は対応してないOSもあったりするので、2TBが今のベスト。
  WindowsXPなどの古い環境では、1.5TBが良いということも。

  (2)LEDバックライトの液晶ディスプレイ
  →消費電力控え目で楽しくPCライフを過ごせます。LEDの寿命も長め。

  (3)大容量NAS
  →ファイルバックアップ先に使えます。
  またモバイル端末との相性が良いものもあります。

  (4)高速SSD
  スリープやスタンバイ並の高速起動が可能です。
  気持ちよくPCを使うには欠かせません。

  (5)BD-Rドライブ
  Blu-rayディスクはDVDディスクより寿命が長いとか。(LTH除く)
  大容量化した動画はBD-Rでバックアップがお勧め。




  2011年度の自作PCer御用達のショップとそのリンク

  静音・NAS・RAIDにこだわってるパソコンショップ
  オリオスペック

  全国展開していると思われるパソコンショップ
  パソコン工房

  個人的に通勤路にあり利用しやすいパソコンショップ
  ZOA

  メモリとか高性能なグッズはここから
  Ark

  リンク貼るのが面倒なので以下名称のみ。
  ビックカメラ、TSUKUMO(ヤマダ電機系)、Faith、PC DEPOT



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