1章 キャプチャとは?



キャプチャとはどういうことなのか?

  「PC動画キャプチャ」とは簡潔に言葉で表現すると、
  「アナログ信号をディジタル信号に変換してPCに保存する」
  ことだと思ってください。

  通常のVHS等は画像音声情報をアナログ的な信号で
  記録&再生しています。
  このアナログ的信号は再生する毎に磁気が弱くなるなど、
  ランダムな劣化が発生する事が知られています。
  特に繰り返し録画したVHSテープは劣化が激しいです。
  このアナログ信号を、ディジタル(0と1の信号)に直し、
  「CODEC」を使いPC等でランダムな劣化が起こらない
  ようにするためにキャプチャして保存すれば、
  半永久的に画質は劣化しません。

  また、ディジタルデータはアナログデータに比べて、
  編集やコピーがしやすいという特徴を持っています。
  そのため、キャプチャが流行しているのです。



キャプチャするために必要なデバイス(装置)

  キャプチャをするには、「キャプチャカード」という
  A/D(アナログtoディジタル)変換するデバイスが必要です。

  「キャプチャカードは」安いもので3000円、
  プロが使う業務用ので数百万円と価格にばらつきがあります。
  キャプチャを実際されている方の多くは、
  2万円〜5万円程度の少し高級で性能の良いものを
  使用されているようです。

  キャプチャカードがあっても、「ソース」がなくては始まりません。
  「ソース」とは、地上波(TVの電波)やビデオカメラに録画した
  映像や、BSチューナーで受信した電波などの事です。
  この「ソース」を生み出すデバイスも必要です。
  TVチューナー付きキャプチャカードなら、
  キャプチャカードで「ソース」を生み出す事ができます。

  また、映像以外で「音」を録音するために、
  「サウンドカード」も必要な事がありますが、
  最近のPCには標準装備されている事が多いです。

  簡単なキャプチャ経路は左の絵のようになっています。
  簡単に色分けがしてあります。



キャプチャするために必要なツール

  デバイスなどの物理的な環境が揃っても、
  キャプチャソフトがないとキャプチャができません。
  しかし、普通のキャプチャカードには専用のキャプチャソフト
  が付属していますのでご安心を。
  また、フリーソフトを使ってキャプチャをする事もできます。

  ディジタルの画像データはキャプチャカードから
  どんどん流れてきますが、それはPCで利用できるデータ
  の状態ではありません。
  そこで、「CODEC(コーデック)」というソフトを使い、
  編集ソフトで扱えるデータや
  PCの動画プレーヤーで再生できるデータに変換します。

  左の絵のようなイメージでコーデックと
  キャプチャソフトは動作しています。



まとめ

  なんとなくわかって頂けたと思います。「PCで動画が見られるんだ、録画できるんだ」という一言で終わりです。
  実際やってみると、簡単で楽しいですよ〜。

  難しい事抜きの解説で物足りないと思いますが、キャプチャというものを理解されたと思います。
  注:初心者用にわかりやすく解説してますので、上級者の方、突っ込まないで下さい(w



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