3章 よくあるトラブルを先に勉強して回避しましょう



コマ落ち

  コマ落ちとは、「画像が足りなくて動きがカクカク」していることです。
  1秒間に30枚必要なところで25枚しかなかったら5枚分のコマ落ちといいます。
  結構目立ちますし、音ズレを引き起こしますので、改善する事をオススメします。

  原因1:HDDの転送速度が低いと起こりやすい。HDDをキャプチャ用に1台用意して解決。
  原因2:PCIの転送速度が低い。最新チップセットドライバ等を適用して解決。
      (どうしても直らないなら、新しい高スペックのPCを買うしかないです。)
  原因3:HDDがフラグメンテーションを起こしている。デフラグツールで解決。
  原因4:PCのグラフィックカードが性能が低いと、キャプチャはうまくできていても、
      再生する時にコマ落ちしする。別のスペックが良いPCで再生、良いグラフィックカードを買う事で解決。
  原因5:デバイスで不可能なfps(60fpsなど)でキャプチャしている。29.97fps以下にして解決。
  原因6:Windowsのシステムが不安定。再インストールやリカバリして解決。
  原因7:タスクの割り込みが入るなど。タスクを一時停止しネットにはつながない事で解決。



音ズレ

  音と映像が一致してない事です。見ていると目と耳が疲れて頭が痛くなります(汗
  コマ落ちよりも嫌な不具合です。DTVに精通していると手動で直せます。

  原因1:内部コマ落ちによる音ズレ。重いソフトウェアコーデックを使用しない事で解決。
      又は、エンコード時にfps調整をして解決。
  原因2:デコードとエンコードミス。各種MP3コーデックは周波数によって得意不得意がある事を理解して解決。
  原因3:PCのスペックが不足の再生ミス。再生時音が先に進むタイプ。再生ソフトを「A Player」など軽いものに変える、
      DirectXを最新版にする、グラフィックカードを新調する、グラフィック&サウンドドライバを新しいものにする、
      640×480のAVIなどの高解像度を避け320×240にする、思いきってハイスペックPCを買う等して解決。
  原因4:映像ソースが悪い場合、例えば電波が弱い、古いビデオテープをキャプチャしたなど。
      DTVを理解して、自分でフレーム削除やコピーフレーム挿入、DTMを理解して音声編集して解決。
      難易度はかなり高いので、そのようなソースは慣れないうちは扱わない事で解決。



編集ズレ

  MPEG2をキャプチャしてCMカットなどした場合起こります。
  現在、これを正確に直すツールは有料ですので、高級なキャプチャカードの付属ソフト等で解決してみて下さい。

  原因1:MPEG2は「GOP」単位で保存されているから好きな所でカットできない。再エンコードすることで解決。
     ただし再エンコード部分は画質が悪くなります。
  原因2:DVD2AVIやTMPGEncなどで最初のフレームがなくなる等。DVD2AVIでCMカットしなければ解決。



再生できない

  非常に良くある不具合です。特にDVD-VideoやVideo-CDを間違えた方法で作ると起こります。

  原因1:PlayStaion2でDVD-Videoが再生できない。PS2の性質を考えてエンコード、DVD-Rを対応製品にして解決。
  原因2:コーデックが無いなど。MPEG2はDVD-Playerソフトをインストール、AVIは対応したコーデックをインストール、
      RMやRAMはRealPlayerをインストールして解決、movはQuickTimeをインストールして解決。
  原因3:ファイルが壊れている等。キャプチャ中はPCで作業しない事で解決。(壊れたファイルは直りません)



画質が上がらない

  キャプチャの画質は実は70%以上が「地上波の強さ、チューナーの性能、ソースの画質」です。
  どんなにがんばっても、ソースが悪ければ高画質にできません。チューナーが悪くても画質はよくなりません。
  つまり、1000万円するキャプチャカードを買っても、忠実にソースの悪さを再現するだけです。
  古い映画などのフィルムの劣化したものを、高額なキャプチャカードによりPCに取り込んでも古さを再現して
  画質がよくなるといった事は無いです。
  その事実を正確に理解できれば、上級者だと思います。



まとめ

  ディジタル動画には、不具合が付き物です。アナログと違って、
  ディジタルの不具合は動画に致命的なダメージを与えます。(全く見られなくなるなど)
  これらのよくあるトラブルを理解した上で、キャプチャや編集をしていかなくてはいけません。

  「敵を知り己を知れば百戦あやうからず(古い…)」ということでトラブルを覚えておけば失敗しませんよ。
  もし、失敗が嫌なら人気のあるキャプチャカードを選びましょう。不具合があっても、使っている方が多いと解決も早いです。

  今はこのページの用語や意味がわからないと思いますが、実際キャプチャを体験してみてからトラブルに会った時、
  このページの用語をキーワードに検索して解決してみて下さい。



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